無垢の木の家でいつも感じるのは、新築の時よりも年数がたった家のほうが美しいということです。
住んでいる家なので、当然傷や、へこみ、汚れなどがありますが、それをカバーするくらい
無垢の木の色合いの変化は良いものです。
最初は、淡い色の木目がだんだんと濃い色合いに代わってきます。
スギやヒノキなどの針葉樹はあめ色に、ウォールナットやチェリーなどの広葉樹は深みのある色に変わっていきます。
見学会ではお引渡し前なので当然、新しい木なのですが、
本当は住んで数年たって落ち着いた色合いの無垢の木の家も見てほしいと思います。
(なかなか機会がありませんが、、、)
住んでいる方は、色の変化が徐々に変わっていくので意外と、色合いの変化に気づかれていませんが
私たちがメンテナンスなどで時々訪問するとその変化がよくわかります。
既製品の建材は新築当初が一番きれいなのですが、無垢の木の家は新築当初よりもむしろ住み続けていただいた年数によって美しさが変わっていきます。
そうした住めば住むほど住まい価値が高まるような木を活かした家づくりを今後も続けていきたいと考えています。
4枚のフローリングは同じブラックチェリーですが、左の2枚が新しいもので、右の短い2枚は数年経過したフローリングです。
同じチェリーとは思えない色合いの変化です。このように年数がたった無垢のフロアはいい味がでてきます。