MITSUWA(ミツワ)の福井です。
私は、建築屋ですが、その昔は輸入キッチンや国内のシステムキッチン、そして、無垢板やフラッシュ突板、人造大理石、ステンレスによるシステムキッチンや製作家具を生業としていた時代が長くありました。
ですから、オールステンレスによるオーダー製作キッチンもプランし、自ら製作図を作成してステンレス加工場に製作指示することも多くあります。
ご覧の右の写真のようなオリジナルキッチンも年に数件は製作しています。
ステンレスというのは鉄の合金ですから重いです!磁石がくっつくのが主にSUS430、18.8クロムのSUS304の場合は磁石はくっつきません。
重いですから、引出は一般的なシステムキッチンと同じようにソフトタッチの軽くって、閉めるときにはスーッとソフトに閉まるスライドレールを使うのが良いと思います。
写真のキッチンの引出しは皆ゆっくり閉まる引出で、その引出の高さや間口はお客さんの希望で決めます。
ガスコンロの下などは、鍋や瓶モノの重い物にも耐えらるスライドレールを使用します。
そして、その高さによっては、引出し内部の上部に内引出も作ります。
引出の高さは自由ですが、シンク下のエプロンやコンロ下のグリルの高さと合わせてラインを揃えるとセンス良く感じられます。
また、右端のスライド収納のように調味料などの高さに応じて棚の高さを調整できるようにもできます。
このキッチンの場合は、コンロの下にグリルも着いていますのでその下の大きなスライド引出しとなっていますが、もう一枚の写真のように、最近では、グリルは要らないお客様も多く、そのグリル部分を引出しにされる方も多くおられます。
それからシンク前はシンク隠しの幕板(エプロン)にして、お客様自身でその下の空間にはゴミ収納ボックスを置いたり、例えば無印などで少し浅めのワゴンを買われて置かれます。
キッチンの混合水栓のお湯やお水の配管とかシンクの排水管がシンク奥にありますからこうしたシンク下をオープンにすることが多いのです。
場合によってはゴミ収納は別に置くからということで、シンク下の配管を避けて全体を2段ぐらいの引出しにして、そこにも鍋類を収められる方もおられます。
このように私たちは、お客様のニーズに応じて、新築や大規模リフォーム、キッチンのみの入れ替え等、様々なご要望に応えて対応しています。
私の場合は、建築屋になる前は店舗や住宅・マンションのインテリア、家具、キッチンのプラン設計&製作、施工が本業でしたので、こうした仕事にはついつい力が入ります!
ご興味のある方は、ぜひ私へのご一報楽しみにしています。