5月から池田市の耐震診断の補助金がスタートして、ミツワではすでに5件の耐震診断のお申し込みをいただいています。
すでに、診断結果が出たおうちもあれば、これから調査に入るお家もあり様々ですが、耐震診断でどういうところを見ていくのでしょうか。
診断自体は、国交省が認定している耐震診断のプログラムソフトがあり、入力項目の数値を入れることで建物の耐震強度が出る仕組みになっています。
そのため、耐震診断の調査では求められる項目について調査します。
例えば
・壁の位置や長さ、高さ
・窓の大きさ、形状
・壁の材質
・基礎の形状、鉄筋の有無
・屋根、壁、樋、床、バルコニーなどの劣化状況
・構造体の状況や金物の有無
などなどです。
寸法関係は建物のいろいろな場所を測っていき、見えないところは天井点検口や床下点検口などから覗いて把握します。
天井点検口は、独立して取り付けられている家は少なく、多くは押入れの天井が外れるようになっていたり、お風呂がユニットバスの場合は天井が覗けるので天井裏を見ます。
床下は、床下収納を外したり、和室があれば畳をめくると部分的に床下に入れる開口がある場合があり、その場所から床下状況を観察します。
基本的に、耐震診断は非破壊調査となっているので、壁や天井を壊すことはなく、見えるところから家の状況を見て全体を類推していくことになります。
当然見えるところは少ないので、見えないところは安全側で見るようにするため、耐震診断の結果は少し厳しめに出ることが多いです。
ですが、診断をした家のほとんどが現在の耐震基準を満たしていないので、診断をやりっぱなしではなく構造補強をすることが大事です。
後悔する前にまずは耐震診断から行動してみましょう!