住まいのリフォームは、耐震化のチャンス!

住まいのリフォームは耐震化のチャンスです。

2018年(平成30年)大阪府北部を震源とする地震、2024年(令和6年)の能登半島地震も記憶に新しいように、近年、日本各地で大きな地震が起こっています。
 いつ、どこで、発生するのか分からない地震に備え、過去の教訓を生かして対策を講じておくことが大切です。

阪神・淡路大震災で倒壊した木造住宅の多くは、1981年(昭和56年)以前に建築されたものでした。
これは2016年(平成28年)熊本地震による被害でも同様でした。

住宅の耐震化を行いましょう
地震と建築基準法

家が地震に耐えられるかどうかは、「専門家による耐震診断」を受けなければ分かりません。
特に、耐震基準が改正された1981年(昭和56年)以前に建てられた木造住宅にお住まいの場合は、まずは「耐震診断」を受けることをおススメします。

耐震診断を進める担当者
上部構造評点(地震に対する地震の強さ)による倒壊の可能性の高さ

●「耐震診断」は、大規模な地震(震度6~7)に対する建物の安全性を評価し、耐震改修が必要かどうかを「評点」という数値で表して判断します。
●「評点」1.0とは、現在の建築基準法と同等レベルのこと
 →中地震では軽微なひび割れ程度の損傷にとどめ、震度6程度の大規模な地震で建物の倒壊や損傷を受けない。

STEP1 耐震診断

まず、耐震診断を行い、どの部分がどのくらいの力に耐えられるのか、家全体の力の分担がどうなっているかなど、現在の家の状態をチェックします。
具体期には、

□現地調査前に、建築した時や増改築の時など、過去の情報を確認します。
□現地調査では家の内外をじっくり調べ、基礎や屋根、壁、柱などの状態や、劣化状態などを確認します。
□床下や天井裏など、普段は見えない部分もチェックし、地盤や基礎の注意すべき点なども調査します。
□調査には半日程度かかります。
□調査後に耐震診断報告書が作成されます。

気になる方は簡易チェック!
「誰でもできるわが家の耐震診断」(国土交通省住宅局監修/(一財)日本建築防災協会編集)で地震に対してどれくらい心配があるか、自己診断できます。 →
https://www.kenchiku-bosai.or.jp/taishin_portal/daredemo_sp/

耐震診断は、一般財団法人日本建築防災協会(又は公益社団法人大阪府建築士会)が 主催する耐震設計に関する講習会を受講した建築士が行います。

●耐震診断及び耐震設計は、一般財団法人日本建築防災協会(又は公益社団法人大阪府建築士会)が 主催する耐震設計に関する講習会を受講した建築士が行います。

調査結果で、あなたの家の地震に対する強さ(耐震性能)がわかります。
評点が1.0未満の場合、耐震改修が必要となります。

STEP2 耐震改修設計

次に、耐震診断の内容をもとに、どのような補強を行うとバランスよく大きな力に耐えられる強い家になるかを考えて決める、耐震設計を行います。

耐震設計は、一般財団法人日本建築防災協会(又は公益社団法人大阪府建築士会)が 主催する耐震設計に関する講習会を受講した建築士が行うもの

●耐震診断及び耐震設計は、一般財団法人日本建築防災協会(又は公益社団法人大阪府建築士会)が 主催する耐震設計に関する講習会を受講した建築士が行います。

耐震性が不足する場合、改修方法を検討します。

STEP3 耐震改修工事

そして、耐震設計をもとに、実際に工事を行って、家全体がより大きな力にも耐えられるように耐震改修工事を行います。

耐震補強工事は、的確に行うために必要な技術や経験を持つ専門家が行います。

●耐震補強工事は、的確に行うために必要な技術や経験を持つ専門家が行います。

改修方法が決まれば工事を行いましょう。

■耐震改修の主な内容

耐震補強する箇所をイラストで紹介

屋根
瓦などの重い材料から、鉄板などの材料で屋根の軽量化を行い、耐震性を高めます。


地震の揺れに耐える壁(耐力壁)が少ない場合や、配置のバランスが悪い場合に倒壊する危険性が高くなります。
新たに耐力壁や筋交いを増やす、金物で補強するなどの方法で耐震性を高めます。

シロアリ被害にあった土台

基礎
基礎や土台がしっかりしていないと地震時に倒壊する危険性が高くなります。補強することで耐震性を高めます。

接合部
壁、柱、はりが一体となって地震に耐えるように補強金物を設置し、耐震性を高めます。

腐食した土台や柱を部分的に交換し、補強することで耐震性を高めます。

改修事例

補強壁の事例写真
補強壁を設置
補強金物の事例写真
補強金物を設置
耐震ボードの事例写真
耐震ボードによる補強
新設柱を設置、梁と補強金物で補強
新設の柱と梁を金物補強
基礎コンクリートの補強事例写真
基礎コンクリートを補強
補強金物の事例写真
補強金物を設置

リフォームや増改築は、耐震改修を行うチャンスです!

リフォーム工事と合わせて耐震改修を行えば、費用面や労力面での負担の軽減が期待できます。
 ※耐震改修の補助金を活用される場合、 補助金は耐震改修に関する部分のみが対象となります。

外壁塗り替えのイラスト
キッチン・フロ・トイレなど水回りのリフォーム写真
内装リフォームのイラスト

【参考】耐震改修に関する補助制度(木造住宅の場合)

●箕面市の場合、1981年(昭和56年)5月以前に建築確認を受けて建築された(旧耐震設計基準による)建築物を対象とし、着手前に申請が必要です。
※その他、住宅耐震改修に伴う固定資産税の減額や住宅耐震改修特別控除等も。詳細は箕面市役所HPでご確認下さい。

箕面市における耐震診断の補助額
箕面市における耐震設計の補助額
箕面市における耐震補強工事の補助額

※箕面市以外については、お住いの市町村窓口で補助制度の詳細・申請等ご確認ください。

北摂の市町村耐震関係部署
大阪府都市整備部事業調整室都市防災課耐震グループ
豊中市耐震補助制度について 豊中市 (city.toyonaka.osaka.jp)
池田市木造住宅耐震化の補助制度について(令和6年度受付中)/池田市 (city.ikeda.osaka.jp)
箕面市耐震/箕面市 (minoh.lg.jp)
豊能町木造住宅の耐震診断・設計・改修補助のご案内 | 豊能町公式ホームページ (town.toyono.osaka.jp)
能勢町耐震診断・改修に関する補助制度について/能勢町 (town.nose.osaka.jp)
吹田市建築物の耐震化を進めるために|吹田市公式ウェブサイト (city.suita.osaka.jp)
高槻市住宅耐震(補助金等) – 高槻市ホームページ (city.takatsuki.osaka.jp)
茨木市耐震診断・耐震改修/茨木市 (city.ibaraki.osaka.jp)
摂津市住宅の耐震化について/摂津市 (city.settsu.osaka.jp)
島本町耐震補助など – 島本町ホームページ (shimamoto.lg.jp)
大阪府下一覧表市町村担当窓口/大阪府(おおさかふ)ホームページ [Osaka Prefectural Government]
住まいの耐震化は、ミツワの安本におまかせ

住まいの耐震に関するブログ記事はこちら。
住まいの耐震化 – 大阪で自然素材の木の家づくり【ミツワの木の家】 (mitsuwa-kinoie.com)