CO2削減や省エネに向けた国の取り組みとして一昨年度から断熱や省エネに向けた大規模な補助金が創設されてきました。
窓リノベや子供エコホームなどいろいろな名前がついています。
この度令和6年度の補正予算で引き続きの流れの新たな補助金が創設されました。
その名も「子育てグリーン住宅支援事業」
似たような名前の補助金が多いのでややこしいです、、、
今回の補助金は基本的な補助内容は前回と似ていますが、違うところもいろいろあります。
まずリフォームの方では水回りだけのリフォームでは補助金が出なくなります。
具体的内容はこれから周知されますが、断熱材や窓などの断熱リフォームとセットで補助金が出るようです。
そのため、リフォームに関しては若干ハードルが上がった感じになります。
また新築においては補助金額が増額されていますが、断熱等級が6以上と少し断熱の要求レベルが上がっています。
ただ子育てグリーン事業という割にはこの新築の160万円の補助金は全世帯となっています。
子育て世帯に関しては少しハードルを下げた長期優良住宅仕様で最大100万円という補助金があります。
ただこれは、古家の建て替えが前提となっているため、更地の補助金へ減額されて80万円となっています。
おそらく、古い耐震性の低い建物の建て替えを誘導しようと考えているのでしょうね。
土地購入の場合は古家付き土地を購入するか、親御さんや親せきの古家の建て替えなどが対象になるかと思います。
新築においてもリフォームにおいても断熱というのが一つのキーワードになっています。
日本は世界各国に比べて断熱仕様が低い国の一つでした。
数年前に断熱等級が5段階から7段階に変わりようやく世界基準に近づいてきています。
ただ断熱等級の7はかなりレベルが高く費用対効果が微妙なので
高断熱を目指すとしたら6と7の間、6.5ぐらいが良いのではないかと思います。
私自身もそのあたりの基準の家に住んでいますが、一応エアコン1台で全館が冷暖房できる基準に
なってきています。そのため快適性や省エネ性はかなり見込める基準です。
実際は、断熱基準が5でも世間的には十分高断熱といわれる基準のため
後は予算をどの分野に向けるのか、というのが注文住宅や大規模リフォームでは悩みどころですね。
正解は一つではないので、ぜひこの機会にご家族で家づくりで大事にしたいポイントを話し合っておいてくださいね!