現在、マンションの大規模リフォーム中のN様邸では、大工さんによるフローリングの工事が大詰めを迎えています。
今回のフローリングは吉野ヒノキの無垢材を貼っています。
マンションで、無垢の木を使うには前回も書いたのですが、防音材の規定をクリアする必要があります。
今回、マンションの承認を得るのに使用した防音材は、床遮音材 わんぱく応援マットという商品です。
ゴムとフェルトのようなものの複合材で、遮音等級の実験データもあり今回の管理組合への申請にも提出しました。
この防音マットと合板、そして無垢のフローリングの3層構造になります。
もともとは、スポンジの付いた複合フローリング1枚だったので、3層貼ることで床の高さが変わります。
今回は大規模改修のためあまり問題になりませんが、部分的な工事だとドアが当たったり、微妙な段差ができたり玄関框が収まらなかったりするので注意が必要です。
ちょうど、一部屋分貼り終えたところの養生を貼る前の写真が取れました。
思ったより節が少なくきれいなフローリングが入りました。
最初はかなり白っぽいですがこれからワックスをかけて、年数がたってくると飴色の色合いになってきます。
N様のリフォームでは、フローリングは、無垢の木の板で壁は漆喰、建具枠や巾木などは吉野杉など、玄関入れば木の家になるリフォームです。
これから徐々に出来上がっていくので、来年も楽しみです!