築20年の木のお家の洗面脱衣室のお話です。
洗面所内の壁や天井のAEP(アクリルエマルジョンペイント:水性塗装)仕上げが、2018年の大阪北部地震の揺れによってひび割れが生じたため、その補修と、メインの洗面カウンターの表面塗り替えをすることになりました。
洗面カウンターは、センの無垢板の横接ぎ材で、当時、浸透ワックスでは水に弱いからお客様の要望でこの部分だけは水に強い水性ウレタン塗装にすることになりました。
そして20年経過してみると、結構破水性はあるのですが、部分的にできた傷から水が部分侵入して少し汚くなっています。
そこで、今回は、既存のウレタン塗装を剥がして、洗面ボール周りのコーキングも剥がし、カウンター表面を細かいサンドペーパーで磨き、傷んだ無垢板の傷口はウッドパテしてその上からシリコン系浸透ワックスを下地と中塗りの2度施し、最後に、AUROの樹脂ハードワックスで仕上げ!
テカルこともなく、自然な破水性のある仕上げに!
水回りのカウンターは最近ではこの方法を多く用います。
そこで、今回は、前述したようにシリコン系浸透ワックスの上からAUROの樹脂ハードワックスで仕上げたのが下の写真です!
今回のメンテナンスは、涼しくなってから外部の屋根や外壁などのメンテナンスにかかるのですが、こうした洗面カウンターに限らず、無垢板のキッチンカウンターやダイネットカウンター、玄関カウンターなどにも応用できますので、こうしたことでお困りの際には私にご一報くださいませ!