こんにちは。本日6月30日は晦日ですね。
この日は、過ぎ去った半年間の穢れを払い落とし、残る半年の健康と厄除けを祈願する「夏越の祓(なごしのはらえ)」という行事が行われます。そして、京都の伝統菓子「水無月(みなづき)」をいただく日でもあります。
厄落としとしてよく行われるのが「茅の輪(ちのわ)くぐり」です。ニュースで紹介されているのを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もこれまで漠然と耳にしていましたが、この機会に調べてみました。
「茅の輪」とは、チガヤという草で編んだ大きな輪のこと。神社の境内に設置され、これをくぐり抜けることで病気や災いを免れることができると言われています。テレビで一般の参拝客がくぐっている様子が放映されるのはそのためなのですね。
池田市内の「茅の輪くぐり」
池田市内では、近くにある呉羽神社(仁徳天皇77年(西暦390年)創建)で毎年夏まつりと一緒に開催されるそうです。今年は7月19日(土)の予定とのこと。本日帰りに寄ってみようかと思ったのですが、まだ少し先でした。

夏越の季節にいただく「水無月」
この時期に食べる習慣のある和菓子が「水無月」です。
かつて旧暦6月1日は「氷の節句」と呼ばれ、御所では氷室から取り寄せた氷を口にして暑気払いをする習慣があったそうです。しかし、当時の氷は庶民にとっては高価なものでした。そこで、三角形の白い外郎(ういろう)を氷片に見立て、「まめ=魔滅」という魔除けの意味を持つ小豆を上に乗せた和菓子「水無月」を口にして暑気払いをするようになったのが、現在の習慣として残っているそうです。

毎年、この時期は作業が立て込むため、社内から「水無月食べたい」という声が聞こえてきたのが懐かしいです。今年は帰社する際に、駅近くの和菓子屋さんに立ち寄って、暑気払いをしてこようかと思います。