先日、代理店さんにお声がけいただき、LIXIL南港ショールームで開催されたインテリア建材Lasissa(ラシッサ)の秋の新商品勉強会に参加してきました。
Lasissa(ラシッサ)は、自由自在な組み合わせが可能な新しいインテリア建材です。スタンダードな「ラシッサS」と個性的な「ラシッサD」の2つのシリーズで構成されています。
「ラシッサS」にはどんな色とも相性の良い「クリエカラー」があり、一方「ラシッサD」には「ヴィンティア」「ラテオ」「パレット」の3つのレーベルがあります。今回は、このLasissa(ラシッサ)の新商品の説明でした。
目次
今回のLasissa新商品のポイント
今回の新商品で特に注目すべきは、「ラシッサS」の「クリエカラー」がこれまでの6色展開から、クリエオーク、クリエチェリー、コージーライトグレーの新色3色を加え、全7色展開になった点です。
また、「シークレット」がキーワードのヒンジ(丁番)とドアストッパー、正面からラッチ受けが見えないマグネット式のジェントルラッチ、新デザインのハンドルなど、細部にわたる工夫が施されています。
勉強会は、まず座学で1時間弱、新商品の特徴について説明がありました。その後、ショールーム内で実物を見ながらの紹介という内容でした。



施工性のし易さの説明
開発の背景と「ノイズレス」の考え方
座学で特に興味深かったのは、今回の開発の背景です。毎年4月にミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ国際家具見本市」(ミラノサローネ)において、近年、木材や木目とグレーの組み合わせがデザインの主流となっているそうです。
このトレンドを受け、Lasissaの新商品には「ノイズレス」という考えが取り入れられているとのことでした。これは、余計なものを削ぎ落とし、よりすっきりと洗練された空間を演出するというLIXILのこだわりが感じられました。
進化したシークレットヒンジ(隠し丁番)
実物を見ながらの説明では、特に進化した**シークレットヒンジ(隠し丁番)**に注目しました。
従来のヒンジでは隙間ができてしまい、手を挟んでしまう可能性がありましたが、シークレットヒンジは隙間が狭く、手を挟まない安全設計になっています。
従来のヒンジと新しくなったハンドル
従来のヒンジ: 隙間ができ、手が挟まる可能性がありました。
ハンドル: 「スクエアM」にデザインが変更され、より洗練された印象です。
シークレットヒンジ(隠し丁番)のメリット
すっきりとした納まり: ドアを閉めた時にヒンジが見えにくく、空間がよりすっきりします。
安全設計: 隙間が狭いため、お子さんのいるご家庭でも安心です。
施工性の向上: これまで2人で行っていた施工が、実演を交えて1人でも簡単にできる工夫がされていると説明がありました。これは現場での作業効率アップにも繋がりますね。



手が挟まってしまう

すっきりとした納まり

手を挟まない安全設計
初めて訪れたLIXIL南港ショールーム
今回の勉強会で初めてLIXIL南港ショールームを訪れました。こちらのショールームは、想像以上に充実した施設でした。
- 4階: 業者向けのフロア
- 3階: 予約制の「住まいSTUDIO」。住宅の断熱性能の違いによる冬の室内温度の感じ方や、夏の強い日差しへの対処法など、一年を通して快適な暮らしを送るために必要なことを学べる「体験型ショールーム」になっています。
- 2階: 自由見学が可能な西日本最大級の広さを誇るLIXILの総合ショールームです。水回り、内装建材、窓・玄関、エクステリアなど、住まいに関する幅広い商品が展示されています。
また、レストラン、キッズルーム、授乳室、ベビーカー・車椅子の無料貸し出しなど、設備も充実しており、家族連れでも安心して利用できる施設だと感じました(LIXIL HPより)。
勉強会終了後、少しだけ見て回りましたが、とにかく広くて時間が足りませんでした。次回はもっと時間をとって、ゆっくりと見学したいと思っています。