外壁、屋根のメンテナンス

外壁塗装

以前の訪問の際に、そのOBさん宅の外壁を触ってみると、
劣化の表れである「チョーキング現象」が生じ始めていたので、
塗装工事をお勧めし、進めていくことになりました。
「チョーキング現象」とは紫外線等により塗料が劣化し、
表面を触ると白い粉が付着するような症状のことです。
塗られている壁面を守れなくなっている目安とされています。

今回、当初の塗装の素材感を尊重できる商品を選ばせてもらい、
屋根、木部などとの組み合わせなども確認しつつ、
塗装見本をご覧になられて色目もお選びいただきました。
(色合いは、以前の色目と同じ薄黄色系になりました。)

また木部では、木材の保護保持剤を塗布していたのですが、
雨の掛かり具合によっては乾きが悪い箇所は木が傷み始めているところもあったので、
今回塗装補修をすることとなりました。
色目は、焼けて茶色系になった玄関回りの壁面に合わせてマホガニー色(赤茶色系)に。

屋根塗装も。

外壁塗装だけでも足場を組んでの作業になるので、
まとめて屋根の塗装補修も行いました。
昨今の夏の暑さへの対策として屋根に塗装を施すことで、
遮熱塗料は、屋根表面温度は10度以上差が生じる塗料です。(メーカー実験値)
室温でも数度差が生じるので(メーカー実験値)、夏の暑さ対策を期待しての施工です。
白系の明るめの色目の方が反射率は上がるのでより効果が期待できるのですが、
今回はご近所への影響等も考慮し、濃いグレー系の色で納めるようにしています。

結局、今回は建物の外回り、外装部分のメンテナンスでは、
 〇外壁(塗装部)
 〇外壁(板張り部分)
 〇屋根
 〇破風板、樋
 〇木製塀
など、一式色々と保護させてもらうことができました。

そしてシェード工事も。

そして、塗装工事後に夏の夕方の日差しを遮る為に
2階の掃き出し窓上にシェードの取付も行いました。
以前から簡易的にシェードを取り付けて西日を遮るようにされていたのですが、
どうしても軒天に取り付けているフックがはがれやすかったようで、
今回は壁付けで収納できるシェードをご提案させていただきました。
遮熱塗装にシェード。この二つで次の夏から過ごしやすくなればと考えています。


住まいの外回りは紫外線の影響を受けて劣化をしてしまうので、
年月が経つとどうしてもメンテナンス作業の必要が生じます。

いざ外回りの工事をするとなると足場も必要ですし、
工期も半月近く見ていただくことになります。
できることならば、屋根の遮熱性向上や壁付けシェード工事のように
性能を追加することも一緒に施工できると工事後の効果が実感できて、
「工事してよかった」と思っていただけることにつながりやすいかな、と思うところです。

<左:施工前外観>        <中:施工後外観>         <右:シェード>