耐震診断のこと

最近は、地震が多いように感じます。2024年は正月の能登半島沖地震に始まり、台湾での複数回の地震、最近では愛媛での地震など。


地震が起きるたびに備蓄などの備えは話題に上がりますが、それよりも重要なのが自宅の耐震化です。いくら備蓄していても、家が倒壊してしまえば備蓄していたものも使えなくなってしまいます。


木造住宅では特に昭和56年5月以前に建てられた家は耐震性が著しく低いとみなされています。


なぜその時期の前後で家の強度が変わっているかというと、昭和56年は建築基準法が変わった時期なんですね。実は大きな地震が来るたびに建築基準法が見直されてきている歴史があります。昭和56年の改正は、昭和53年の宮城県沖地震の被害を受けて改正されています。


以前の法律との違いは、壁の量や金物、基礎の鉄筋など多岐にわたります。
そのため、阪神大震災でも熊本地震では旧耐震基準で建てられた家の被害が顕著に表れています。
自治体も旧耐震基準の木造住宅の危険性を認識しているため、自宅の耐震診断や補強工事などに補助金を設けていて家の耐震化を上げる政策を進めています。


お風呂やキッチンのリフォームも大事ですが、先に水回りの工事をしてから後で耐震補強をすると補強内容によってはせっかく取り付けたキッチンやお風呂を外さないといけないこともあります。
そのため、リフォームを考え始めたら、まずは自宅の耐震の状態を知るために耐震診断から始めてみましょう。


ミツワでも、木造住宅の耐震化には力を入れていて、耐震診断から耐震設計、耐震工事を行っています。まずは耐震診断からお声掛けくださいね!

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昭和56年以前の木造の家は耐震化をすすめて地震に強い家にしましょう