こんにちは、ミツワの安本です。
現在リフォームが大詰めを迎えているT様邸の古民家。
内部の木工事などもいよいよ仕上げの段階に入っていますが、
実は外部(お庭まわり)もにぎやかになってきています。
今回のリフォームにおける大きな見どころの一つが、「下水工事」です。
歴史ある古いお家ということもあり、
これまでは下水管が繋がっておらず、
トイレも汲み取り式でした。
今回、水回りを一新するにあたり、
新しく下水へと接続する工事を行うことになったのです。
新築とはココが違う!
リフォームならではの「掘削」の難しさ
道路側にある公共の下水管(最終桝と呼ばれる接続部分)までは既に用意されているのですが、
問題はそこに至るまでの敷地内。
今回は、建物からその最終桝まで、
約30メートルに及ぶ外部排水管の施工となります。
新築であれば、まだ何もない更地の状態から地面を掘って配管できるため、スムーズに進みます。
しかし、数十年という歴史を重ねてきたお家の場合、そう簡単にはいきません。
庭木や既存の建物を傷つけないよう、
細心の注意を払いながら、
最小タイプの重機を使って慎重に庭を掘り進めていく必要があります。
また、ただ掘るだけでなく、
出てきた大量の土を仮置きするスペースの確保も一苦労。
小型の運搬車を用意して少し離れた場所まで土を運び出します。
この土は工事の最後に「埋め戻し」として再び使うため、
処分せずに大切に保管しておくのです。
掘ってみてビックリ。
障害物をよけながら「勾配」を決める職人技
地面を掘り進めていくと、地中からは色々なものが出てきます。
昔の雨水パイプや水道管、そして立派に張った木の根っこや大きな石など……。
これらを綺麗によけながら、
排水管のルートを決めていくのですが、
ここからが本当の難関です。
- 給水管(水道管)の場合: 圧力がかかっているため、多少のアップダウンや曲がりがあっても水は流れます。
- 排水管(下水管)の場合: 重力を利用して自然に流すため、「一定の傾き(勾配)」が絶対に必要です!
敷地自体も完全な水平ではないため、
細かくレベル(高低差)を測定しながら、
「このルートなら綺麗に流れるか?」と
設置位置をミリ単位で割り出していきます。
どうしても重機が入らない狭い場所は、
職人さんが手作業で一本一本スコップを握って掘り進めてくれました。
本当に頭が下がります。
まとめ:今週中には配管が完了します!
週中には無事に排水管の設置が完了する予定です。そのあとは、保管していた土を埋め戻し、コンクリート(土間)の復旧工事へと続いていきます。
目に見える内装が綺麗になるのはもちろんワクワクしますが、
こうした「目に見えなくなる基礎的なインフラ」を
しっかり整えることこそが、
古民家でこれから先も長く、
快適に暮らしていくための1番の大切なポイントですね。



