石油危機に自然素材を見直してみる

現在ペルシア湾の戦争で3月からいよいよ石油に関しての情報がニュースを賑わせています。

多くはガソリンの値段や備蓄などの情報ですが、建築をはじめとする産業界は石油由来のナフサ不足による石油関連製品の供給不安や価格高騰に関してもピリピリしている状況です。

石油からできるナフサは、樹脂をはじめとする様々な製品に応用されていて、建築でも影響が大きいです。

すでに一部断熱材は4月から40%の値上げになる予定で、塗料のシンナーなどは50%~70%の値上げになるとのことです。

今までの値上げの割合からすると一桁違う上がり方です。

影響が広範囲に及ぶので逃れるすべは限られますが、自然素材は材料自体が石油由来ではないため今後一つの選択肢として有望視されるかもしれません。

とはいえ、自然素材と加工には燃料としてガスや石油などが使われます。

例えば木材は切り倒しただけでは含水率が高く、そのまま使ってしまうと乾燥過程で変形や割れがかなり出てしまい建物に影響が出てきます。そのため、乾燥という過程を踏むのですが、昔ながらの自然仮想では何か月もかかってしまい効率が悪いため、現在では木材を高温や中温にさらして人工的に乾燥させています。そのための燃料は化石燃料です。

また漆喰も石灰を焼成して漆喰の材料を作っています。当然その燃料も必要です。

他にも運搬にもトラックなどを使うため結局は化石燃料の影響は受けてしまいます。

ですが、ビニルやプラスチックとは違って、石油から作っているわけではないので、ビニルクロスやコーティングされたフローリングよりは影響は少ないほうだと思います。

何より、自然素材を室内で使うと室内の空気感が違います。

調湿効果や消臭効果など素材によりそれぞれの効果から自然素材で囲まれた室内空間は一味違います。

これから家づくりをお考えの方は、この不安定な情勢の中一つの選択肢として改めて自然素材を見直してみてはいかがでしょうか?

マンションのリフォームでも無垢の木と漆喰を使うことができます。一味違う空気感が味わえます。