2階リビングの効果

先日お引き渡した新築のKさんの家は2階リビングのプランです。

2階リビングは、込み入った地域で1階の採光が取りにくかったり、狭小地でリビングの広さに制限がある場合に採用されることが多いです。


ただ、2階にリビングを持ってくることで老後、階段でリビングに行くことへの不安から敬遠されることもありますが、

メリットもあるので、2階リビングのメリットデメリットを把握したうえで選択されればよいのではと思います。

2階リビングのデメリット

・将来の老後2階へわざわざ上がるのが不安

・リビング階下の寝室への足音が気になる

・足をケガをしたときに2階に上がるのが大変

2階リビングのメリット

・敷地によって2階にリビングを持ってくるほうが明るくなる

・間仕切りの多い個室を1階に持ってきたほうが壁が増えるため耐震上は1階リビングよりも有利になることが多い

・1階より2階のほうが必要な耐震上の壁の量が少ないので、広がり感あるリビングにしやすい

・吹き抜けを取らなくても勾配天井することで開放感あるリビングにすることができる

・普段の生活で階段を使用するので運動不足解消

などなどです。

デメリットは階段からみが多いのに対して、メリットは採光や解放感、耐震性など種類が多いです。

私の家も2階リビングですが、たしかに毎日階段で上り下りするのが気になりますが今では慣れてきました。

敷地も込み入った場所なのでもともと1階の間取りにすんていた時よりも圧倒的に明るく開放的なリビングになっています。

1階リビングの時は朝から照明が必要ですが、2階リビングの今では晴れれば照明が不要な時が多いです。

老後、階段が使えなくなれば施設に入るかリフォームして、1階で生活が完結できるようにするつもりで割り切っています。

将来の対応策はいろいろ考えられるので、今の生活をより豊かにするために私は2階リビングを選択しました。

すこし、2階リビング派の回し者みたいになっていますが、2階リビングを検討されている方の参考になればと思います。

で、先日お引き渡したKさんの2階リビングも1階に比べかなり明るく、勾配天井からロフトにつながる間取りはとても開放感があり、Kさんにも大変満足していただけたのでよかったです!

Kさんの2階リビング、開口が大きめにとってあると明るい光が差し込みます

ロフトから見た様子。天井が高いと限られた面積のロフトに広がり感が出ます