大家族のお屋敷が時の移り変わりで家族構成も変わり、今ではご夫婦二人で、北側で日当たりの悪い台所や茶の間で日々過ごしておられたお家のお話です。
庭の眺めがよく、日当たりのいい南面には和室と応接間、その隣には書院のある床の間や仏間、縁側のある座敷の3部屋が並んでました。
3つの部屋はというと、ご両親も亡くなられ、お客様もほとんど来られることもなく、年に1、2回の法事ごとや来客の為にそのままにしておくのはあまりにももったいない!
それで、座敷の替わりは和室があるので、この応接間と座敷の続きの二部屋を普段から二人で日々過ごせる心地よい場所にしたいというご相談でした!
そこで、応接間をダイニングキッチンと繋がるリビングとして使えるように、座敷と床の間、書院、縁側を、写真のような庭に向かって愉しめるダイニングキッチンに衣替えしました。
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リビングとの手前の空間には、手持ちの伸縮自在な無垢の丸テーブル!
元々、無垢の木の家具やテーブルが好きなご夫妻でしたので、床は分厚い小国杉の無垢板で、天井は無節の小国杉、壁は珪藻土塗り。
そこに、手持ちの無垢板の丸テーブルと食器棚。窓際の無垢カウンター(ブラックチェリー)やオリジナル対面キッチン(センの無垢板)を設えました。