座敷書院の内障子がこんなところで蘇った事例のお話!

古いお家を今風にリフォームしようとすると、座敷の書院にある内障子が必ず、悩み事になります。

座敷や仏間、床の間、書院、縁側をそのまま残すリフォームでは何も問題はありません。

けど、普段使わない建物の1等地(南に面した明るい一番心地よい場所)をもっと日常的に使え、暮らせるリビングやダイニングキッチンとして活かしたいのが一般的な要望ですから、自ずとその場所は解体してリニューアルしたい場所となるのです。

座敷を解体したときに使えるものには、座敷の床の間の無垢板や框材があります。

玄関や勝手口、段差のある場所などに框材は使えますし、床板などは、窓際のカウンターや玄関の上り口の床板にも再利用できます。

けど、書院の内障子となると中々使い道が浮かびません。

私の場合、いつも思い浮かぶのは、吹抜けをつくった時の吹抜けに面した2階の部屋の吹抜けに面する窓や、階段室に面する2階の部屋の窓です。

他にも、リビングに面して閉ざした和室などのリビングとの間仕切に地窓(地窓にしては少し背が高いのですが)として使うのも、面白いと思います。

座敷床の間の右端に書院の内障子が見えます

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階段室に面した部屋の窓として
書院の内障子を再利用しました!

もう一つの事例は、吹抜けの2階窓の事例です!

座敷正面左端の奥行きの深い縁側に面した書院には
ご覧のような内障子がありました。

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全面リフォームしたリビング吹抜けに面した二階和室の壁に
解体した書院の内障子を窓として採用しました!

さて、今度の古民家リフォームでは、何とかリビングとは閉ざした和室か洋間を配して、その壁にお洒落な地窓として使ってみたいのですが、そんな希望通り間取りができるのやら?