リビングにプラス3畳和室の考え方

季節が良い時期になると畳でゴロリン、窓からの心地よい風で一休みというのがうれしいですよね。

そのため、家づくりのプランでもリビングにプラス畳スペースが欲しいと言われることがあります。
理由は、ゴロンと横になりたい、子供を遊ばせたい、仏間が欲しい、来客用などなどです。
ですが、土地の面積やプランニング、ご予算の関係で和室を大きく取ることができないことも多くあります。
その際、3畳の畳スペースをご提案することもありますが、この時注意しないといけないことは、この畳スペースに人が寝るかどうかです。
実は、畳1枚と布団1枚の大きさが違っていて、たいがいは布団1枚の方が大きいのです。
そのため普通の畳3畳だと、布団1組は敷けるけれど、寸法的に2組は引けないのです。
通常の畳寸法で3畳の畳コーナーを作ると、ご両親が止まりに来た時には一人しか寝れない、もしくは二人寝るとはみ出る!という事に。
では、どうするか。
実は畳の寸法って決まっているようで決まっていなくて、自由なんです。
そのため、畳の長さを2m以上取っておくと、布団は横に2枚並べることができます。
(通常畳の長さは1.7m~1.9mくらい)
ぱっと見は分かりませんがわずかな寸法の差で使い勝手が大きく変わってきます。
ちなみに、畳の大きさは後から変えることができません。部屋の大きさを決めてから畳の寸法が決まるためです。
4畳半以上の和室の場合は気になりませんが、少しでも畳が欲しい場合登場する3畳和室。

用途と畳サイズの関係に注意です!

3畳和室の事例。が、人が寝る場合は少しだけ畳を伸ばしておくことがコツです。