間取りの奥行き感

先日、去年お引き渡しした新築のOBさんの家に1年点検兼ねてご挨拶に行ってきました。ご夫婦ともとても気持ちよく住まわれていて、ご満足いただけているご様子でした。

さて、家の間取りには様々なパターンがあると思いますが、同じ広さのわりに狭く感じたり、広く感じたりすることってありませんか?

と言っても、他人の家に早々行くことがないので、感じにくいかもしれませんが、
実は間取りによって広さの感じ方が変わることがあるんです。

できるだけ広く感じるための間取りのポイントをいくつか挙げてみますと
まずは
1.天井が高いこと
これは少々の高さでは感じませんが、吹き抜けや勾配天井など通常の天井高さよりも高さを感じる空間があれば、同じ広さでも広がり感を感じやすくなります。

2.対角線上に部屋を配置する
例えばリビングとダイニング、リビングと和室など別々の部屋を横に並べるよりも少しずらして対角線上に視線が抜けるようにすると結構広がり感を感じることができます。
実は、この事は建築関係者でも知っている方と知らない方がいます。

3.デッキやバルコニーをフローリングに近い素材にする
特に2階リビングの場合、少し大きめのバルコニーを設定してそのバルコニーの床をフローリングと同じような無垢の素材にすると、リビングが外にも広がった感じがするので、同じ広さでも広がり感が変わります。
ミツワでは、2階リビングの場合は不要でも少し大きめのバルコニーをご提案することが多いです。

4.部屋の色を明るくする
白は拡張色ともいわれ、同じ大きさでも広がり感を感じます。
ちょうど漆喰が白色なので、漆喰を塗ると白い空間になるので広がり感を感じることができます。
壁や天井は明るい色の方がいいですね。

土地の広さは有限です。
同じ面積なら少しでも広く見える間取りを心掛けたいですね!

部屋を斜めに配置することで視線が抜けるので同じ面積でも広く感じやすいです