今年は梅雨も短く6月から暑かったのですが、先日はなんと北海道の方が沖縄より気温が高い状態になっていましたね。
ニュースでもエアコンに関する話が多いと思いますが、
エアコンの運転でやってはいけない、行為について再度復習したいと思います。
1.お掃除機能に頼りすぎない
最近のエアコンは掃除機機能が内蔵されている場合も多く、フィルターの掃除がかなり楽になっています。ところが注意しないといけないのはお掃除機能が付いたらフィルターの掃除が不要になるわけではないことです。
実際、フィルターの表面的な埃は除去してくれますが、フィルタの目に詰まった埃はロボット機能でも取り切れないことがあります。
困ったことに、お掃除機能で掃除されたフィルターは遠目で見ると表面の埃が取られているのできれいに見えてしまうんですね。
以前、エアコンの冷房ができなくなったと相談を受けて訪問した際も、設置してから3年程1度も掃除したことがないお客さんでした。掃除機能があるので、フィルターの掃除は不要と思われていたようです。
確かにぱっと見はきれいに見えるのですが、実際に、フィルターを外してい見るとフィルターの目が詰まっていて向こう側見えない状態に。掃除機で掃除すると、エアコンの冷風が復活。故障ではありませんでした。
お掃除機能に頼りきらないようにご注意です。
フィルタが―目詰まりすると、冷房の機器が悪くなるだけでなく余計な電気代がかかることになります。
2.室外機の周りにモノを置きすぎない。
エアコンは、ヒートポンプと言って夏は室内の熱を外に排出することで冷房して、冬はその逆で外気の熱を室内に取り込むことで暖房する仕組みです。
熱の出し入れをするのは室外機のコンプレッサーと熱交換器です。
この熱交換器は、室外機のファンで外気の熱をやり取りするので、室外機のファンから出入りする空気は
外気温と同じ状態にする必要があります。
そのため、室外機のファンの前にモノを置いてしまうと、室外機から出た空気が外気としっかり混ざり合う前に
室外機自体が吸ってしまってうまく熱交換ができなくなってしまいます。
そうすると、冷暖房の機器が悪くなり結果電気代に跳ね返ってしまうんですね。
室外機置き場の前はできるだけすっきりさせておくことが大事です。
3.設定温度と推奨温度が違います。28度にこだわらない。
夏は28度に、と言ううたい文句が学校や政府機関から聞こえてきますが、この28度はエアコンの設定温度ではありません。
室温です。
当然、エアコンの設定を28度にすると28度に向けて運転しますが、基本的に室内には人がいるので、発生する熱があります。
また日当たりによって温度の上昇率も異なります。
そのため28度設定ではなかなか室温は28度にならず結構室内は暑いもの。
また低速運転になると湿度を下げる能力の落ちるので体感温度は上がります。
エアコンの設定温度は少し低めで、温度計を見て設定温度を決めましょう。
涼しさは、温度だけでなく、湿度も影響します。夏は部屋干しを避けて部屋の湿度上昇を抑える工夫も有りです。
4.家に帰ってすぐにエアコンをつける
暑い外から帰ってきて、すぐにエアコンをつけたくなる気持ちは分かりますが、
室温より外気の方が低い場合は、いったん窓を開けて外の空気を入れることも大事です。
少しでも低い空気でエアコンをつける方が、当然電気代にも跳ね返ってきます。
風がなく素早く換気したい場合は、キッチンのレンジフードを強運転にして、キッチンから一番遠い部屋の窓を開けておくと
強制的に換気することもできます。
こうした運転のためには、室内に温度計を設置することが大事です。
現状の室内の状況を知ることで適切なエアコンの運転をすることができるからです。
節約も大事ですが、暑すぎる夏はしっかりエアコンを使って、体調を整えましょうね~
