昨晩、天満天神繁昌亭で三代目 林家菊丸さんの独演会を楽しみました。
以前ブログ「噺家芸歴30周年の林家菊丸さんとその同期会に参加」でご紹介した通り、実は菊丸さんをきっかけに落語の世界へ足を踏み入れたんです。それ以来、この天満天神繁昌亭には数えきれないほど通っています。
天満天神繁昌亭は、2006年に上方落語の定席として開館しました。こけら落としのトップバッターは、桂吉弥さんだったそうです。最近知ったのですが、「繁昌亭」という名前は、六代目 笑福亭松鶴師匠が発案し、1973年から始まった「千里繁昌亭」(千里セルシー5階)に由来するのだとか。
ちなみに、その名前には**「日を重ねて繁昌するように」**という思いが込められており、縁起を担いで「繫盛」ではなく「繁昌」の文字が使われたそうです。
子どもの頃からよく行っていた千里セルシーに「繁昌亭」があったなんて、驚きとともに不思議な縁を感じました。
吉本のグランド花月やサンケイブリーゼのような大箱とは違い、定員250名の繁昌亭は、演者の表情やしぐさまで間近で楽しめるのが魅力です。あちこちから「三代目!」と声をかけられる菊丸さんの笑顔が印象的でした。
これからも何度も足を運びたくなる、そんな素敵な空間と名前を持つ繁昌亭です。


