先日、築100年近く経つ古民家の天井裏のアライグマ対策の工事を行いました。
何度かリフォームを繰り返しながら先祖代々の古民家を守り続けている、Tさんから天井裏にアライグマらしきものが入り込み
天井を突き破ってしまったので対策をしてほしいとのことで訪問しました。
少し古めの竿ぶち天井は所々破損していて天井裏が見えていました。
すでに駆除業者さんが来て応急対策をしていただいたようですが、天井の張替えのついでに天井裏にイタチやアライグマが入らない対策を依頼されました。
本来は全体的に行う必要があると思いますが、費用や工事の規模の関係でいくつかの部屋の天井裏のみ隔離する方法をとることになりました。
昔の家の天井裏というのは隣の部屋とはつながっていて、部屋の壁も梁まで施工されておらず天井裏で止まっていることが多いです。
本来は壁は天井裏で止めず、梁まで伸ばす方が良いのですが、今まで多くの耐震診断をしてきましたが、ほとんどの間仕切り壁は天井裏で止まっていることが多いです。
そうしたことから、いったん天井らに小動物が入り込むとあちらこちらに出入りできてしまうのです。
今回、金網を張り巡らし隙間を埋めてアライグマが入り込まないように処置を行いました。
竿ぶちの天井も張り替えてすっきり収まりました。
最近増えているアライグマの被害、私は子供ころのラスカルのイメージしかなかったのですが、実際はいろいろ悪さをしていて悩ましいですね。アライグマだけでなくイタチやネズミなど、温暖化の影響か小動物も活発になっているようなので、古い家は早めの対処が必要ですね!
