【奈良】吉野材の家

はい、こんにちは。嵯峨根です。

昨年から今年の春にかけて進めさせていただいた
住宅の新築工事のお話を少しご紹介させていただきます。

一昨年から奈良県内で土地をお探しになられていたお客様がおられまして、
その方は無垢材がお好きで、
「2階床合板裏側を1階天井として見せたい」
というご要望をお持ちでした。
 (「Jパネル」というそのまま見せても見ごたえのある厚板があり、
  その裏を見せたい、というご要望です。)

一昨年の当時に候補の土地もあったのですが、法規制や周辺状況なども調べ、
気になることがあったので候補地を見送った方がよい旨を
お伝えしてお客様も見送られ、それからまた土地を探す期間があり、、、

それから土地を探されつつ半年以上経ち、
こちらも色々土地を探す中で、昨年の夏に、
とある集落内にある広い土地をご紹介することができ、
その土地で木の家づくりをさせていただきました。

その新築住宅の特徴を簡単に述べますと、

〇材料にこだわった住宅。吉野材もふんだんに。地産地消。
 ・柱梁は吉野桧、吉野杉。床材も吉野桧の厚板
 ・2階床下地は杉積層パネルを用い、裏側を1階の天井として見せる。
 ・焼杉板を貼った黒い外壁。
〇総2階の建物形状でシンプルな構造形状で地震に強く。
 耐震等級3、温熱等級6を確保。
〇敷地自体が傾斜地で高低差があり、
 2階の窓からの見晴らしがよく遠くまで眺めることができる。
〇住まわれながら活用を考えていける広い土地。

「形はシンプルに整え、材料にはこだわる。」

そんな住まいづくりをご一緒に進ませていただき、とてもうれしく思います!

<左:外壁は焼杉板> <中:1階リビング、天井は床下地裏(Jパネル)> <右:2階リビング、見晴らしがよい!>